「主婦業9割削減宣言」の内容
著者の唐仁原けいこさんは、働きながら3人のお子さんを育てるお母さんです。
家事に育児、仕事にとやることだらけの日々。
「何かをやめないとすべてを続けていくのは無理だ」
そう思ったことをきっかけに、「主婦業9割削減を目指す」という壮大な目標を掲げ、取り組んできたことをまとめたものです。
主婦業をやめるためにどういう風に行動したか?どういう風に考えて取り組んでいるか?などがまとめられていて、とても参考になりました。
唐仁原さんは現在も主婦業9割削減を目指して奮闘しているそうです( ˘ω˘ )
こんな人におすすめ
- 主婦業(家事・育児)と仕事の両立に悩んでいる人
- 主婦業の負担が重く、自分の時間がない人
- 主婦業や仕事でいつも疲れていて、イライラしてしまう人
- 主婦業や仕事で余裕がなく、子どもに優しくできなくて悩んでいる人
- ワンオペ育児をしている人
- 夫が主婦業に協力的ではない人
- 子どもとの時間を増やしたいと思っている人
読んだ感想
主婦業を削減しよう!という意欲が足りなかったなと反省した
私も家事を効率化しよう!みたいな考えは大好き。
勝間和代さんが書かれた「ロジカル家事」や「ロジカル料理」も好きで、何度も読み返しました。
勝間さんの本の影響と、夫が家電好きなのもあり、我が家ではすでにドラム式洗濯乾燥機やロボット掃除機などの時短家電を導入しています。
時短家電のおかげでかなりラクになりました。
それでも家事に育児に仕事にと、朝も夜もバタバタする毎日。
便利な家電のおかげで時短できているとはいえ、余裕がなく息子に優しくできない日もあります。
でも私は、家電を使う以外で主婦業をどうしたら削減できるか、考えて取り組むことはできていなかったな…と反省しました。
唐仁原さんがある方に言われたという、「仕方ないからやり続けるのは思考停止、どうやったらやめられるかを考えるほうがクリエイティブ」という言葉が、私にもしっかり刺さりました。
主婦業でも仕事でも、当たり前を疑ってみることは大切
少し前に仕事で、「当たり前にやっていることも、何故やっているのか?本当に必要なのか?を疑った方がいいよ」と言われました。
トヨタで実際に言われていることだと聞いて、「トヨタで学んだ自分を変えるすごい時短術」という本も読んでみました。
これを読んでさらに「慣習として残っているだけでやめられる業務って確かにあるなあ」と思い、最近は自分の仕事の中にやめられることがないか考えるように心掛けています。
唐仁原さんも主婦業をやめるために、「今まで当たり前にしてきたことを一度疑ってみる」という考え方を紹介していました。
唐仁原さんの取り組みのひとつに、子ども用に麦茶を準備するのをやめてウォーターサーバーを導入したという話がありました。
これもまさに子どもには麦茶を飲ませるという「当たり前」を疑い、水でもいいのではないか?と考えて実行した一例ですね。
常識や当たり前よりも、「どの方法が自分たちに合っているのか?」を優先的に考え、最適化させていくことが重要なんだと分かりました。
世界の主婦と日本の主婦との比較が新鮮だった
本の最後に、世界の主婦事情が紹介されていました。
これがすごく新鮮で、おもしろかったです!
スウェーデンでは男性の育休取得率が9割だとか、フランスでは冷凍食品の文化が発達しているとか、初めて触れる情報ばかりで驚きの連続でした。
日本人はよく真面目な人が多いと言われるので、現状は主婦業にも真面目に取り組んできてしまった結果なんでしょうかね…。
日本の常識は世界の非常識ということもあるので、何もかも「こうあるべき!」と思い込むのは危険ですね。
これは主婦業以外にも言えることですよね。
私も考え方が偏りがちなので気を付けなきゃな~と思いました。
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